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我が家にはツバメの巣があって毎年来てはヒナが産まれてます。
段々大きくなる姿を見るのがとても楽しみだったりします♪

でも、時々落ちちゃってるコもいたりして悲しい思いもします。
野生の鳥は人間のニオイがヒナについてしまうと世話をしなくなるって聞くので
生きてる時は軍手してニオイがつかないように戻してあげます。

2001年、カラスに襲われて巣も半分壊れてしまいました。
7羽のうち5羽は助かりましたが
1匹は死んでて残りの1羽が落ちてたけど生きてました。
でも片方の羽根がおかしい状態だったのででうちで世話をする事にしました。

それが「チピタ」です。



はじめは何をあげたらいいか分からなく、獣医さんに聞いたら
メジロの餌がいいと聞き急いで買いに行きました。
水で溶いてトロトロにし、割り箸をヘラみたいにけずったものにのせてあげようとしても
口を開けようとしなかったので指でこじ開けてあげてました。

段々慣れてくるとそれをみせれば口を開けるようになり、
しばらくしたら人を見ると「ピー、ピー・・・」と鳴いてくる位に慣れてくれました。

   羽根が生え変わり、手の上に
乗れるようになりました。

この頃からは「ミルワーム」という
幼虫もあげてました。

   (鳥のエサとしてペットショップで
売ってるものです。)
   段々大人と同じスリムな体型に
            変わってきました。
    大きくなってもやはり右肩が
    さがったままなので、そのまま
          飼う事になりました。
2001年9月19日、朝は元気だったのにお昼過ぎに見た時にはチピタがうずくまっていました。
獣医さんに連絡し、夕方に来てくれる事になりましたが
数時間もしないうちにチピタは死んでしまいました。
来るまでの間、ずっと側で見てましたが突然ゴソゴソしだしたので出してあげ、
しばらく手の上に乗せて、最後は私の顔を見上げた後、息をひきとりました。
そのままの状態で、涙が止まりませんでした。
何が原因か分かりませんが、チピタにはたくさんの幸せをもらいました。
チピタ、ありがとう。



本当は法律で野生の鳥は飼っていけない事になってますが行き付けの動物病院の先生が
保護する協会に入ってて許可を頂きました。